2015-06-25

JAGDA NEW DESIGNER AWARDS EXHIBITION 2015



JAGDA新人賞の展示を見に、クリエイションギャラリーG8へ。

日本最大規模のデザイン団体、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の活動のひとつ「JAGDA新人賞」は、39歳以下のグラフィックデザイナーに贈られる賞。
今年選ばれたのは、白本由佳さん 田中良治さん 宮下良介さんの3名。
おめでとうございます。


何と言っても今年のエキシビションはテーマカラーがかわいい!
ポスターとフライヤーが良い!




マーカーで書いたようなタイポグラフィはこの掠れたり重なったりしたインクの濃淡が良いし、かたちそのものも最高に良い!!!(正確には「好み」)

ポスターは透明!良いわ~~~
フライヤーは裏面に印刷された概要やデザイナープロフィールも全てピンク!
(少し目が痛くなるけど…っていうか、デザイナーの代表作の写真もピンク一色なのよ、これじゃ何が何だかさっぱりです笑 だけど、)良い。

(良い良い言い過ぎ)



何よりその「ピンク」がプロローグ作品の核となっていて、ひとつのエキシビションとしてまとまっているのが美しい!





「PINK HAUS」という名のワンダーランドは“小さな世界”
というのも ここは、大人と子供*の比率 約「1:0.55」に合わせて、55%に縮小した部屋なのです。
*三歳児程度

椅子、机、ブロック、黒板、チョーク、黒板消、全てピンク!
そして ちいさい。






PINK HAUS入り口には 55%に縮小されたフライヤーが設置してあって、うぅ~、抜かりない!






裏面はひらがなです。





白本由佳さんによる「Maholo
すきなんです~~~(和み顔)




Handkerchief, Gift Box, Shop Card / Maholo

gift box / efuca.



ショップコーナーも面白い。


本を買うみたいに気軽にデザイン料を払えるシステム。
無料相談は抽選、アプリはタブレット型絵本で中身を試し読み。






明後日、27日(土)まで

銀座に行くなら、資生堂のギャラリーとHERMESのギャラリーへも立ち寄ることをおすすめします
ブログも近々書きます


JAGDA NEW DESIGNER AWARDS EXHIBITION 2015
【会期】 ~2015年6月27日
【会場】 クリエイションギャラリーG8
【住所】 東京都中央区銀座 8-4-17 リクルートGINZA8ビル
【時間】 11:00~19:00
http://rcc.recruit.co.jp/g8/





(´-`).。oO(そういえば、去年のJAGDA新人賞展へは立ち寄らなかったなあ… フライヤー、凝ったデザインだったけど ビビッと来なかったんだよねえ…
毎度毎度こんな理由で判断を下しているけれど、果たしてよいのだろうか…
そうそう、暁斎展もピンクピンクしてるけど あれは~くどい、よね?)

太陽を浴び、湯船に浮かぶ、写真 赤鹿麻耶展



写真家 赤鹿麻耶さんを知ったのは、LUMIX主催の写真展でした。

俗に言う 「一目惚れ」。

それからというもの、こまめにチェックしていたはずなのですが…大失態、ついこの間まで開催されていた素晴らしい個展を行き逃してしまいました。
悔しい、なぜなんだ。

ということで、この悔しさをブログにぶつけます!(笑)
行ってもいないのにシェアしちゃいますよーん~~~(崩壊)

ぴょんぴょんプロジェクトvol.1と題されたこの写真展、なんと大阪は空き地(!) そして東京は銭湯(!!)にて開催されたようで、写真からも伝わってくるこの熱量…!凄い!





https://instagram.com/cana19971119/

https://instagram.com/watanukinow/


ああ、一生後悔するかも。

展示の様子は、赤鹿麻耶さんのBlogにたくさん載っています
チェックするべし

以上、嘆きブログでした~~~





2015-06-03

「PALO ALTO」 Gia Coppola 長編監督デビュー作、遂に日本公開



ずっと楽しみにしていた「PALO ALTO(パロアルト・ストーリー)」

フランシス・フォード・コッポラの孫であり ソフィア・コッポラの姪でもある、ジア・コッポラの長編初監督作品「PALO ALTO」はサンフランシスコ近郊の都市が舞台になっているティーン群像劇。
原作は小説で、本作にも出演している俳優ジェームス・フランコによるもの。

ポスターを見た瞬間、ああ間違いない!と確信したけれど、やはり素晴らしかった。

ティーン特有の焦燥感 虚無感たっぷりで、リアル。
終始危うさが漂いながらも、ドリーミーでスタイリッシュ。

映像 音楽ともに芸術性が高く、センチメンタリズムに瑞々しさを感じるところはやはり ソフィア・コッポラを彷彿させる……と 言わざるを得ない!
(チェーンソーの音が鳴り響く感じとか…)

ソフィアに負けじとジアのサントラも最高の仕上がり。



CDとLP両方手に入れようと目論んでいます~

Blood Orangeことデヴ・ハインズが Blood Orange 2曲に加え本人名義の新曲2曲、計4曲提供。
デヴ・ハインズが書き下ろしたオリジナル曲で幕が上がる。



今作でいい味出してる(イラっとするほどウザい役だった)俳優ナット・ウルフのもうひとつの顔nat & alex wolffも。
そして“ファミリー” ロバート・シュワルツマン、ジェイソン・シュワルツマンのCoconut Recordsというラインナップ。

しかし、劇中への挿入の仕方が唐突で、選曲が浮いてしまっている印象を受けました。
ちょっぴり残念。



今後がかなり気になる~~~というのが、主人公エイプリルに想いを寄せるテディを演じた、ジャック・キルマー!



SAINT LAURENTのキャンペーンを務めていた彼、エズラ・ミラーとの共演作も控えているらしく わくわく!チャーミングなシーンが多かったです♡
ジャック・キルマーはヴァル・キルマーの息子なわけですが、父ヴァル・キルマーも出演しています。

あ、言い忘れてたけど 主人公エイプリルを演じたのはエマ・ロバーツ。ご存知ジュリア・ロバーツの姪。
「セレステ&ジェシー」といい、今作といい、鬱気のある反抗的態度が似合います。

新人監督 新人俳優と言いつつも豪華なキャスト陣…
フランシス・フォード・コッポラもノンクレジットで声の出演をしている、らしい、あら、そうだったの?
セレブリティ連鎖が続く続く。コネクション万歳ね(もちろん良い意味)



ちなみに 好きなシーンは、
児童図書館で絵本鑑賞
ヌードモデルを木炭デッサン
ロッカーにすっぽり腰掛け昼食
の三つ。




このシーンもいい。ここだけで作品になる。
かいじゅうたちのいるところ~~~





エイプリルの部屋の壁に「ヴァージン・スーサイズ」のポスターが貼ってあるけど、ここ、なんとジアの実家のお部屋らしい~!愛を感じます
ああ、そういえばVOGUEに載ってたな…



ちなみに日本版ポスター(フライヤー)はこちら~
無視は出来ない!


いやはや紙質が最悪!(笑)
デザインにも異議ありだけど、淡い濁りを利かせたマット紙でいってほしかった!



さて、公開は新宿シネマカリテにて♡
http://paloalto-story.com/