2015-05-27

「単位展」 21_21 Design Sight



身の回りにあふれる「単位」を再確認できる、「単位展」ももうすぐ終了。
今月末まで。
面白かった!本当、面白かったです。

単位や数字を論理的に扱っているであろう理系脳にとって このアプローチはかなり新鮮なものだと思うし、魅せ方こそ当たり前だけどという感覚的芸術脳にとっては 単位という概念の不可欠さにハッとする…そういう内容だったように感じています。



まず 受付で受け取るのは、チケット? いや、メジャー。



こういうところが「デザイン」の憎いところ。



そもそも「単位」って?からスタート。

空気、水、モノ、光、音、自然環境――そのままでは捉えにくい世界に一定の基準を設けることによって比較や共有を可能にした知恵と思考の道具。それが「単位」です。
中略
世界の共通言語のように誰でも使える単位がある一方で、それぞれの社会や風土に根ざした独自のものもあります。たとえば日本なら畳のサイズや坪数など、今でも暮らしに深く根づいている尺貫法。
以下省略
(会場キャプションより)
畳のサイズ、私自身 基準として頻繁に使ってるなあ…



単位のはたらき
・はかる ・比べる
・共有する ・計算する
・規格化する ・変換する



メートル、平方メートル、リットル、キログラム、ニュートン、ジュール、シーベルト、モル。
これらは四天王ならぬ八天王、単位八天王とでも言うべきか。



とにかく何から何まで美しく視覚化されているのを存分に体感できます。

質量(㎏、ポンド)の比較、容積(L)の比較、情報(GB)の比較、速さ(マッハ)の比較、時間の比較、お金の比較、長さの比較。






このパイプ椅子、流通している一番一般的なのは42㎝のはず。
私もかな~~りお世話になりました。
そして21㎝も忘れてはいけない存在なのです。
(21㎝の小椅子に座って描く木炭紙大のデッサンは主に静物と人物だったけど、それらはなぜか褒められることが多かったなあ… 小椅子好きなの)







いいなあ…と見惚れてしまったのは、西本良太さんによる「Playing with Standard」
しかし、嗚呼、あろうことか写真に撮っていない。



うきうきしたのは、「お酒スケール」!









癒されたのは、ヨシタケシンスケさんによる「わたしの考えた時間の単位」



1 cherryがすき。
イラスト然り視点も可愛くて面白くて、最高!



近づくとピクセルが粗くなる作品、楽しかった。
ばっちりサオリカラーでしょ




Bryan Nash Gillさんによる「WOODCUT」シリーズも展示されていました。


展示作品は撮影不可だったので、書籍の表紙を載せますが、この生命力とその神秘に感動しました。美しかった~~~
気になる方はweb siteGoogle画像検索でチェックしてみて



大日本タイポ組合による「年がら年寿」も面白かった。
みなさん何寿ですか?
ちなみに私は圭寿です。

セブンティーンとラストティーンはまさかの平仮名で、66歳がなかなかのツワモノです。ふふふふ…



他にもたくさんあるんだよ~
見るべき!行くべき!と断言できます。



「単位展―あれくらい それくらい どれくらい?」
【会期】 ~2015年5月31日(日)
【休館日】 火曜日
【開館時間】 11:00-20:00
【会場】 21_21 DESIGN SIGHT
【住所】 東京都港区赤坂 9-7-6
http://www.2121designsight.jp/