ずっと楽しみにしていた「PALO ALTO(パロアルト・ストーリー)」
フランシス・フォード・コッポラの孫であり ソフィア・コッポラの姪でもある、ジア・コッポラの長編初監督作品「PALO ALTO」はサンフランシスコ近郊の都市が舞台になっているティーン群像劇。
原作は小説で、本作にも出演している俳優ジェームス・フランコによるもの。
ポスターを見た瞬間、ああ間違いない!と確信したけれど、やはり素晴らしかった。
ティーン特有の焦燥感 虚無感たっぷりで、リアル。
終始危うさが漂いながらも、ドリーミーでスタイリッシュ。
映像 音楽ともに芸術性が高く、センチメンタリズムに瑞々しさを感じるところはやはり ソフィア・コッポラを彷彿させる……と 言わざるを得ない!
(チェーンソーの音が鳴り響く感じとか…)
(チェーンソーの音が鳴り響く感じとか…)
ソフィアに負けじとジアのサントラも最高の仕上がり。
CDとLP両方手に入れようと目論んでいます~
Blood Orangeことデヴ・ハインズが Blood Orange 2曲に加え本人名義の新曲2曲、計4曲提供。
デヴ・ハインズが書き下ろしたオリジナル曲で幕が上がる。
今作でいい味出してる(イラっとするほどウザい役だった)俳優ナット・ウルフのもうひとつの顔nat & alex wolffも。
そして“ファミリー” ロバート・シュワルツマン、ジェイソン・シュワルツマンのCoconut Recordsというラインナップ。
しかし、劇中への挿入の仕方が唐突で、選曲が浮いてしまっている印象を受けました。
ちょっぴり残念。
今後がかなり気になる~~~というのが、主人公エイプリルに想いを寄せるテディを演じた、ジャック・キルマー!
SAINT LAURENTのキャンペーンを務めていた彼、エズラ・ミラーとの共演作も控えているらしく わくわく!チャーミングなシーンが多かったです♡
ジャック・キルマーはヴァル・キルマーの息子なわけですが、父ヴァル・キルマーも出演しています。
あ、言い忘れてたけど 主人公エイプリルを演じたのはエマ・ロバーツ。ご存知ジュリア・ロバーツの姪。
「セレステ&ジェシー」といい、今作といい、鬱気のある反抗的態度が似合います。
新人監督 新人俳優と言いつつも豪華なキャスト陣…
フランシス・フォード・コッポラもノンクレジットで声の出演をしている、らしい、あら、そうだったの?
セレブリティ連鎖が続く続く。コネクション万歳ね(もちろん良い意味)
ちなみに 好きなシーンは、
児童図書館で絵本鑑賞
ヌードモデルを木炭デッサン
ロッカーにすっぽり腰掛け昼食
の三つ。
このシーンもいい。ここだけで作品になる。
かいじゅうたちのいるところ~~~
かいじゅうたちのいるところ~~~
エイプリルの部屋の壁に「ヴァージン・スーサイズ」のポスターが貼ってあるけど、ここ、なんとジアの実家のお部屋らしい~!愛を感じます
ああ、そういえばVOGUEに載ってたな…
ああ、そういえばVOGUEに載ってたな…
ちなみに日本版ポスター(フライヤー)はこちら~
無視は出来ない!
無視は出来ない!
いやはや紙質が最悪!(笑)
デザインにも異議ありだけど、淡い濁りを利かせたマット紙でいってほしかった!